コラム: NPO café – 藤沢市市民活動推進センター

NPO caféは、藤沢市市民活動推進センターに集まるNPOに関するあらゆる情報を提供しています。

20周年を迎えて

鎌倉市市民活動センターの20周年記念セレモニーが、12月1日鎌倉市内のホテルで、170名の関係者を迎え盛大に開催されました。1998年5月、公募された市民の運営委員会議により運営が開始されましたが、公の施設の市民による運営は珍しく、当時かなりセンセーショナルな出来事として受け止めました。20年が経ち、懐かしい面々にお逢いし、楽しいひと時を過ごしました。

12月1日は、奇しくもNPO法の施行日(1998年12月1日)で、こちらの20周年も全国各地で開催されています。東京都内では、11月21日に開催され、「これからの市民社会20年を語るー地域、日本、そして世界からー」と題し、元滋賀県知事の嘉田由紀子氏、経済界の方、全国各地のNPO関係のキーマンをゲストにディスカッションが繰り広げられました。「2040年くらいになると、経済と社会において、企業なの

かNPOなのかはあまり関係ないと思われる」という意見や、やはり「Think Globally,Act Locally! (視野を広くとらえ、活動は足元から)に勝るものはない」をといった発言まであり、あっという間の2時間でした。実際、1998年から全速力で走ってきた一員として、皆さんのご意見を伺いながら、この20年の時の流れの速さと社会変革の大きさは、感慨深いものがありました。

さて足元ですが、現在、いわゆる市民活動を応援する条例が、隣接する鎌倉市と逗子市で検討されています。鎌倉市では昨年議会で否決されたという波乱万丈な経過をたどりつつも市民委員が再度チャレンジしているようですし、逗子市では、大きな流れが固まりつつあり、ある種の理念条例となる様相です。どちらも市民活動を応援する施設を持っていることから、これからの市民の動きに期待を寄せていると思われます。

物事は偶然が重なって起こっているという考え方がありますが、私は必然なのではないかと思います。引き寄せるチカラが十分にストックされたとき、偶然のように発生すると。

「なるようになるさ」と言い捨てるつもりはありませんが、これからの20年に思いを馳せた時、たとえ、NPO法が消滅していても、それは、私たちの日常の活動や行動から生まれたもので、突然起こったことではないと、次世代を担うであろう若者に伝えたいと思う20周年の記念日でした。(て)