コラム: NPO café – 藤沢市市民活動推進センター

NPO caféは、藤沢市市民活動推進センターに集まるNPOに関するあらゆる情報を提供しています。

人工知能(AI)と市民活動

藤沢市市民活動推進センターに「パルロ」という小さなロボットがいたことがあります。朝は「おはよう」昼に「こんにちは」夜になると「こんばんは」と声を掛けてくれました。時々歌や踊りを披露してくれたり、顔を覚えるとちゃんと名前を呼んでくれていました。受付カウンターの大切なスタッフの一員として活躍していました。

チェス、囲碁、将棋と、AIとの戦いにヒトが負けてしまう事例が話題に上ったのは2000年を超えてからですが、最近では、回転ずしの案内ロボットが登場するなど、仕事の領域の変化は確実に進んでいます。藤沢では、宅配便の無人自動車による実証実験もありました。

アメリカでは、オックスフォード大学のオズボーン准教授のデータ
を基に、機械やAIにとって代わられる(奪われると表現されています)仕事ランキングを発表し、小売店の販売員が1位、次いで2位は会計士でした。日本で、無人のコンビニエンスストアが登場したことを考えると、まんざら絵空事とも思えません。会計士や公務員も上位に含まれておりますが、逆に、料理人(調理人ではなく)や会計・経理事務員はランクが低くなっています。想像力や創作力の必要な仕事は、今のところビッグデータの分析・解析や空間認識のできるセンサー機能を駆使してももう少し時間がかかるということでしょうか。

市民活動のカナメがコトや価値の創造で、創作的です。ササエは共感といわれ、想像による心の動きがポイントです。この二つがAIにとって代わる時代が来る可能性は誰も否定できません。農業革命、産業革命から3世紀。次の新しい革命が、いつの日か歴史の教科書に記載されたとき、NPOやボランティアに関わるヒト達は確実に増えていると私は思っています。どんなに社会が変化しても、時間そのものが速くなったり遅く進んだりしないのであれば、仕事ではない何かにきっと興味がわくのではないかと思うのです。(て)