コラム: NPO café – 藤沢市市民活動推進センター

NPO caféは、藤沢市市民活動推進センターに集まるNPOに関するあらゆる情報を提供しています。

働き方を変える?!

働き方改革関連法が6月29日、可決・成立しました。国会審議では、高度な専門職を労働時間規制の対象から除外する「高度プロフェッショナル制度(高プロ制度)」の是非が主な争点となっていたようですが、同法案の意図とするところはそこだけではありません。「働く」を取り巻く、悲しい事件や事故が多く報道され、労働人口の減少が迫ってくる中、日本の生産性を低下することがないような働き方を考える必要があり、改革する法律があればという発想ではなかったかと思います。

しかしながら日本で「働き方」を変えるということは、従前のライフスタイルを変えることで、ある意味「価値観」の変革を起こすことにつながります。経済性が第一優先されてきた価値観を社会的な価値へと向かわせる第一歩なのかもしれません。1日の24時間を1週間の7日を、1年の365日をさらに一生の自分らしさを描くテクニックを学び、活かす力を持つ時代に突入してきたのです。

先日(7月6日)、藤沢市ワーク・ライフ・バランス会議に出席しました。そこで紹介された広報には、右の図のように、「職場」だけではなく「家庭や地域」での取り組みとして紹介されていました。職場では、多様な働き方や労働時間の短縮、業務の適正化が書かれており、家庭や地域では、地域活動やボランティア活動への参加、家事の分担、趣味についてが書かれています。自分が自分らしくあるための、生き方探しにボランティアも一役かっています。前出した会議の議長である、慶應義塾大学環境情報学部教授の一之瀬友博先生も子どもたちの学習に例えて、重要なのは時間の長さよりも集中力とおっしゃっています。

働き方の改革は、日本人の生き方改革の入り口なのではないかと思います。自分らしい生き方の種が地域に潜んでいる可能性が大いにあること、知っていましたか。地域活動が大好きな人たちはそんな生き方を選んだ一歩先行く市民なのではないかと思います。(て)