コラム: NPO café – 藤沢市市民活動推進センター

NPO caféは、藤沢市市民活動推進センターに集まるNPOに関するあらゆる情報を提供しています。

支援センターの役割

鎌倉市市民活動センターが20周年を迎えるという。神奈川県内だけではなく、全国的にも草分け的なNPO支援センターで、1998年5月に設置された。鎌倉市は、大正初期に結成された「鎌倉同人会(1915年結成)」や日本初のナショナルトラスト「鎌倉風致保存会(1964年結成)」に代表される、市民住民によるまちづくり組織が現存する革新的な地域であった。1973年に定めた「市民憲章」にも、「~すすんで市政に参加し、住民自治を確立します。」とある。そのような土壌の中、「鎌倉市市民活動センター」が創設された。運営主体は、行政から独立した「検討委員会」が「鎌倉市市民活動センター運営会議」となって、現在に至っている。

1998年は、かながわゆめ国体が開催された年で、私ども藤沢市民活動推進機構の前身団体は、市民スポーツの支援と銘打ち、今でいうところの「おもてなし」事業を展開していた。NPO法の成立を受け、市民活動の支援について話題に上ることが多かったため、鎌倉市役所の駐車場の一角に建てられた2階建ての建物は大変興味深かった。藤沢市では、少し遅れて、検討委員会が設置され、筆者も一員として参加していたが、2001年に藤沢市市民活動推進センターが市民の自主的な公益非営利活動の支援施設として開館した。

その後、全国的に各県市区町が次々とNPO支援施設を創設し、400以上となっている。神奈川県内では、かながわ県民活動サポートセンターのリストには46の支援施設が掲載され、神奈川の意識の高さは群を抜いている。NPOを取り巻く環境の変化を私たち支援組織は、市民に向けて伝えることはできたのか。今までの経験をしっかりと振り返り、持続可能な社会の一角を担うであろう市民の自主的な公益非営利活動の支援に向けて、行政の支援とは角度を変えて、一歩ずつ進んでいきたい。(て)