コラム: NPO café – 藤沢市市民活動推進センター

NPO caféは、藤沢市市民活動推進センターに集まるNPOに関するあらゆる情報を提供しています。

共助のしくみ

 12月に入り、今年も寄付月間が始まりました。1年の終わりに未来のことを考えようと2015年より始まったキャンペーンです。寄付は、意思であり投資であるとともに、応援や願いを込めることもできると運営団体のホームページに記載があり、未来を変える一つの方法と言っています。寄付を贈るという行動により、楽しい、優しい、平和な未来を実現してくれる先をじっくり考えてみることも夜の長くなった冬の時期は最適ですね。

では、変えたい現実のことを少し考えてみましょう。社会的な課題は地域を超えて世界中に広がっています。住み続けたい街として多くの藤沢市民は藤沢市を選んでいます。が、地域活動の担い手は年々少なくなり、自治会・町内会の継続的な運営も危ういことは住民の皆様であればご存知のことではないでしょうか。厚生労働省が進めている、福祉の包括ケアの仕組みは、地域で活動する皆さんの活躍を期待するかのような仕組みで作られているにもかかわらず、「地域活動に参加している」は、23%にすぎません。対して興味がある人になると60%を超えています(※)。そして最近目に付く言葉は、「自助・互助・共助・公助」です。大きな災害があるたびに繰り返し出てきます。1980年代の後半から、使われてきているようですが、それぞれ別々に仕組みを考え、最後の砦のように「公助」の仕組みを備えているように見えます。(※2012年神奈川県県民ニーズ調査より)

ちょっと待ってください。本当にそれで、楽しい、優しい、平和な未来は実現できるのでしょうか。企業の経済的活動や市民

の社会貢献活動と公の仕組みが連携し、支える側と支えられる側の互換性を受容するコミュニティネットワークが、最終的なセイフティネットになるのではないかと考えられないでしょうか。つまり、「自助・互助・公助」の連携状態が「共助」なのではないかと思い始めました。

多くの自治体で、民間への委託事業や、民間との協働事業が実施されています。すでに、公の事業は公務員のみの手によっ

て実施されているわけではありません。傍で活躍しているボランティア団体が地域の安心安全を守っていることはありませんか。「共助のしくみ」がじわじわと広がっていることに是非目を向けてみてください。寄付はハードルが高くても、「ありがとう」と声をかけることは難しくはないと思います。「共助のしくみの第一歩」を踏み出してみませんか。(て)